新ドラマが始まるころになると、とても楽しくなります。中でも私は医療系のドラマが大好きで毎回見逃さないように見ています。絶対に助からないと診断されている患者さんでも、奇想天外と思われるような治療法や、成功確率がとても低いような方法、前例があまりないような方法で見事に患者さんを救います。現実の世界にもスーパードクターと言われている人がいることはテレビなどで取り上げられることがあるので知っていますが、あまりお目にかかることはない人たちだと思っています。ですが、私がこの先生はすごい人だと思って先生が一人だけいます。それは産科の先生です。個人院の院長先生なのですが、院長先生と言ってもまだ40歳になったかなっていないかぐらいの年齢の先生です。妊娠八か月ぐらいまでは何事もなく順調に行っていたのですが、9か月を入るころに逆子になっていました。逆子であっても赤ちゃんの体勢や状態などに問題がなければ普通分娩で出産することができるそうなのですが、私の子供はへその緒が首に二重にも巻き付いていました。そのため、普通分娩での出産は首が閉まってしまい、無事に命のある状態で生まれてきたとしても脳性まひになる恐れがあると診断されました。できれば普通に出産したかったのでいろいろと調べたところお腹の上から手で逆子を治すことのできる医師がいることがわかりました。かなり技術のいる方法らしく熟練の医師でなければ難しいと書いていたのですが、その先生はその処置のできる先生でした。たくさんのキャリアを積んでこられたんだな、この先生を選んでよかったなと思いました。この先生のように、医歯薬や看護に従事している人たちすべてが、たくさんのキャリアを積んでいてくれればとてもいいのにと思います。